夏だけじゃない！軽快で丈夫なラタンの家具の魅力を紹介

ラタンはしなやかで引っ張りに強く、丈夫な素材です。木材よりも劣化しにくく、手入れの仕方次第で数十年以上使うこともできます。

その丈夫さから曲線の加工もしやすいため、美しい曲線のデザインの家具が豊富にあるのも魅力の1つです。

ラタンは自然植物の中でも特に軽い素材です。また、素材自体が強いため、余分な補強がなくても丈夫な家具ができます。

以上のことから、ラタンの家具は軽量で、女性でも楽に移動させることが可能です。

ラタンは通気性・吸湿性に優れた素材です。湿度が高い夏には水分を吸収し、乾燥している冬には水分を放出する性質があるため、一年中快適に過ごすことができます。

夏は涼し気な見た目を生かしてそのまま使い、冬はウールのブランケットなどと合わせて暖かく使うと季節感を楽しめます。

ラタンは年月とともに、表面が深みのある飴色に変化します。使うほど味が出るため、愛着も深まります。

また、自然素材で職人による手作りであることから、まったく同じものはなく、1点1点異なった味を感じられるのも魅力です。

ラタンは職人の手で曲げる・編むなどの工程を経て作られます。自然素材かつ手作りの家具であるからこそ感じられる優しく温かな印象も大きな魅力です。

ラタンを使う代表的なインテリアスタイルとして、バリなどのリゾートホテルをイメージしたアジアンリゾートスタイルが挙げられます。家具は自然素材を使った温かみのある商品がよく合い、ラタンもよく使われます。

アジアンリゾートらしい雰囲気を出すには、民芸柄のファブリックを取り入れると良いでしょう。ラタンで編んだハンギングチェアもアジアンリゾートらしいリラックス感が出ておすすめです。

BOHOとは自由気ままを意味する「ボヘミアン」とニューヨーク地方の「ソーホー」を組み合わせた造語です。伝統的な要素と都会的な要素がミックスしているのが特徴です。自然素材が合うため、ラタンとも相性が良いインテリアスタイルです。BOHOスタイルではラタンだけでなく様々な自然素材をミックスして使いましょう。

また、ファブリックにはキリム柄やネイティブ柄などの民族柄を取り入れることで、BOHOスタイルの雰囲気にぐっと近づけることができます。

ラスティックスタイルは、素朴な田舎のイメージを取り入れたインテリアスタイルです。実直で飾らない雰囲気が魅力のラスティックスタイルには、自然素材を使用したアイテムが欠かせず、古びた味のある家具がよく合います。

木目の粗いウッド素材やラタン素材の家具に、麻・リネン・コットンなどの丈夫なファブリックを合わせると良いでしょう。

韓国インテリアには様々なテイストがありますが、特に韓国のおしゃれカフェのようなナチュラルなテイストが人気を集めています。白やアイボリーなどの淡い色を基調に、ラタンやファブリックなどの柔らかい素材を取り入れると韓国インテリアらしい部屋になります。

チェアなどの家具はもちろん、ミラーやフラワーベースなどの小物にラタンを取り入れるのもおすすめです。

北欧モダンスタイルは、都会的なインテリアに温かみのある北欧インテリアの要素を取り入れたスタイルです。

無機質な素材が中心のモダンスタイルとラタンは相性が悪く感じられますが、スチール脚との組み合わせなど、スタイリッシュなデザインの家具を選べばしっくりと馴染みます。ラタンの家具は涼し気な質感に見えるため、冬の寒い時期にはムートンやウール素材のクッションやブランケットをプラスして使うのがおすすめです。

普段の手入れは乾いた布で乾拭きし、はたきなどでホコリを取る程度で十分です。汚れがひどい時には薄めた中性洗剤に浸した布を固く絞って拭き取った後に、乾いた布で洗剤と水分を丁寧に拭き取るようにしましょう。

水拭きを繰り返したり、強くこすったりすると艶がなくなってしまうため、ご注意ください。

ささくれが出来てしまった場合には、身体や衣類などに引っかけてしまわないようにハサミや爪切りを使って切るようにしましょう。

ほつれが目立つ場合は、木工用ボンドを付けて、しっかり接着するまで太めの紐で固定して対処すると良いでしょう。

ラタンの家具は編み込みで作られているため、隙間にホコリがたまりやすくなります。

小型のブラシや綿棒などを使って汚れをかき出しましょう。先端が細いアタッチメントをつけた掃除機を使うのも有効です。

カビが発生してしまった場合には、市販のカビ除去剤を水で薄めて、布につけて拭き取り、水拭きします。水拭きの後には、よく乾燥させましょう。